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「インコネル625」について

  • musashinogiken7445
  • 11 分前
  • 読了時間: 2分
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難削材の「インコネル625」は酸や塩化物に対する極めて高い耐食性と耐熱性を兼ね備え、溶接性も良いニッケルを基盤にクロムやモリブデンを添加した合金です。

特に化学プラント、海洋、航空宇宙など過酷な環境下で長期間使用できる耐久性を持っています。


【インコネル625のメリット】

・極めて高い耐食性:酸、アルカリ、塩化物などの腐食に優れた耐性。

・高温強度:高温下でも高い強度を維持し、特に980℃付近までの高温でも強度低下が緩やか。

・機械的特性:引張強度が約827MPaと高く、靭性も高い。

溶接性:比較的溶接しやすい。


【インコネル625の具体的な使用例】

・化学プラント:プラント内配管、バルブ、熱交換器、圧力容器など

・海洋:海洋設備、石油探査のライザー管の配管およびその外装など

・航空宇宙:タービン部品、ガスタービンのブレード、燃焼室、ジェットエンジンの排気システムなど

・自動車部品:過給機、排気マニホールドなど高温ガスが通る部分

・医療機器:心臓血管用ステント、弁膜、蒸気滅菌器の部品など




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【「難削材の匠」 / 武蔵技研株式会社について】


武蔵技研は難削材の中でハステロイの切削加工に特化しており、加工品の9割以上がハステロイです。

旋盤、マシニングにおけるハステロイの薄物加工が多く、ハステロイの重切削と精密加工を得意としています。

難削材の様々な形状加工の実績があり、半導体装置部品、航空機関連部品,自動車部品など手掛け、非常に多くの知見を持っています。

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